介護老人保健施設 ルミナス大府|ルミナスの取組み

ルミナス大府

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若年性認知症デイケアの有効性

本研究の対象者は、男性4名、女性4名の8名である。認知症のタイプは、アルツハイマー型認知症が4名、レビー小体型認知症2名、脳血管性認知症2名である。
デイケアプログラムは、4人を1クラスとして、原則週1回、1回あたり3時間程度のデイケアプログラムを3ヶ月施行し、介入前後でデイケアプログラムの有効性の評価を行った。若年性認知症に対する達成感療法は、1)楽しく、かつ達成感のある作業を通して、療法として脳賦活をめざす。認知機能よりも感情面を刺激し、感情表現を引き出す、2)けっしてお預かり目的のプログラムではない、3)個人の職歴、趣味などを考慮して、個別性を重んじたプログラムである、4)研究目的である、という以上のことを重視したプログラムとした。具体的なプログラムは、ウォーキング、塗り絵、七夕飾り作り、フラワーアレンジメント、小箱作り、陶芸、陶芸作品ニス塗り、ビーズでパッチワーク、トールペインティング下絵練習、下塗り、トールペインティングの台に貼り絵、トールペインティングの板に穴あけ、ブローチ作り、カラオケ、スタンプ使用でメモ帳作り、ストレッチ、うちわ作り、車イス整備、棚作り、カラーボックスの作成、飛行機作り、飛行機飛ばしなど、多種類のプログラムを施行した。
3ヶ月間のデイケアプログラムの介入による有効性の評価では、身体機能の評価として、大腿四頭筋筋力と腸腰筋筋力が有意に改善したが、MMSE、HDS-R、GDS15、やる気スコア、MADRS-J、Zarit介護負担感に関しては、介入前後で有意な差は認められなかった。今回の評価では、身体機能のみ改善がみられたのは、社会参加が閉ざされている中で、1週間に1回とはいえ、外出する機会も得られ、身体機能の向上がみられたと考える。また、認知機能や日常生活能力の維持、心理機能の低下を防いだ可能性もあり、本人や家族の生活のQOLの向上や満足感、幸福度を高め、安心感をもたらすものである可能性がみられた。
▼陶芸:出来る限り達成感を得るため、形になるものを製作する
陶芸 陶芸
▼紙飛行機作り:みなさん、童心に返りました
紙飛行機作り 紙飛行機作り
▼トールペインティング:出来る限り作品をつくる達成感を追求する
トールペインティング トールペインティング
▼若年性認知症に対する3ヶ月の介入効果:認知評価結果
MMSE(介入前後で差なし)

MMSE(介入前後で差なし)

HDS-R(介入前後で差なし)

HDS-R(介入前後で差なし)

▼若年性認知症:心理的評価結果
GDS(介入前後で差なし)

GDS(介入前後で差なし)

MADRS-J(介入前後で差なし)

MADRS-J(介入前後で差なし)

やる気スコア(介入前後で差なし)

やる気スコア(介入前後で差なし)

▼若年性認知症:身体的評価結果
握力(介入前後で差なし)

握力(kg)(介入前後で差なし)

大腿四頭筋筋力(介入後有意に改善)

大腿四頭筋筋力(Newton)(介入後有意に改善)

GDS(介入前後で差なし)

腸腰筋筋力(Newton) (介入後有意に改善)

研究ベースで若年性認知症のデイサービスを開始しました。

男女あわせて8名ではありますが、有効なプログラムを求めて試行錯誤しています。現時点でわかってきたのは、男性と女性でプログラムを変えた方がよいこと。男性には、役割を担わせる、障子の貼り替え、車イス整備などの仕事の受け入れがよく、女性には、フラワーアレンジメント、陶芸などの作業が大変好まれています。今後長期的な効果も追跡したいと考えています。

車椅子の整備

車椅子の整備

障子貼り

障子貼り

フラワーアレンジメントの作成中

フラワーアレンジメントの作成中

フラワーアレンジメントのできあがり

フラワーアレンジメントのできあがり

施設内調剤への取り組み -医薬品費の3割削減を目指して-

はじめに
高齢者の特徴としては、複数の疾患を合併していることが多く、症状が非定型的であることが特徴である。そのために多くの薬剤を医療機関で処方されていることが多い。高齢者では副作用を出現しやすい特徴を考慮すると、処方薬の種類や量は必要最小限度とすることが望ましい。しかしながら、たとえば認知症では、脳機能を賦活する薬剤とともに周辺症状を沈静化する薬剤が併用されている例は多い。他には、病院で複数の科から処方を受けていて、胃腸薬が重複されて処方されている例も非常に多い。以上のことも含め介護老人保健施設に入所することにより、内服薬を整理し、処方薬の減数とジェネリック薬品への変更を行っている(スライド1,2)。しかしながらより一層の医薬品費の削減を目指すのには、施設内調剤が必要であることを認識し、施設内調剤を導入した。

ルミナス大府における医薬品費の推移

スライド1 (画像をクリックで拡大)

医薬品コスト軽減への試み

スライド2 (画像をクリックで拡大)

<当施設の処方システム>
当施設の定期薬の処方方法は、定期薬開始の3週間前に定期処方箋を医師が薬剤の有効性と副作用をチェックしながら処方内容を変更し、2週間前には医師と薬剤師が各フロアーを回診しながら看護師とともに処方内容の最終チェックをして、処方箋が完成し、調剤薬局へ定期処方箋は送られて、定期薬の開始4日前に施設に届けられるシステムになっている。このシステムは、処方内容の変更が4週間ごとに処方内容の変更が可能であるが、入所者の病状の変化で急遽入院したり、急に特別養護老人ホームへの入所が決まり、定期処方薬が余る場合があること、病院へ入院しないまでも処方内容を臨時で変更すると看護師が不要な薬剤を除くなど非常に手間が発生したりする。
<当施設の薬剤調整に関する変遷>
当施設の取り組みとしては、薬剤費のコスト削減を目標に、まず第一にジェネリック薬品への移行を目指した。これによって前年度より約100万のコスト削減を図ることができた。第二に、薬剤師との話し合いの中で、調剤薬局に施設入所者の薬剤調整を依頼する場合、薬剤費の中で調剤費の占める割合が非常に高く、これをカットしない限り、ジェネリック薬品への変更だけでは、薬剤費のコスト削減は図れないことがわかり、施設内調剤を開始することとなった(スライド3,4,5)。あらたな費用負担は、分包機のレンタル料が主で、これを差し引いても、年間約100万のコスト削減が図れる予定である(スライド6,7,8)。

処方箋調剤費の一例

スライド3 (画像をクリックで拡大)

対費用効果の試算(シミュレーション)

スライド4 (画像をクリックで拡大)

分包機および薬剤保管庫

スライド5 (画像をクリックで拡大)

処方箋調剤費軽減化 2010年7月からの取組み

スライド6 (画像をクリックで拡大)

医薬品費軽減化 2010年7月から施設内調剤開始

スライド7 (画像をクリックで拡大)

施設内調剤への新しい取組み

スライド8 (画像をクリックで拡大)

ギャンブル療法

麻雀、パチンコ、スロット、カードゲーム、ルーレットなどを行い、施設内だけで通用する貨幣を賭けて遊んでいます。動かなかった手で麻雀パイを持つ利用者さんがでるなど、普段ではみられない動きをされたり、勝ったり、負けたりと一喜一憂されています。皆さんの表情がいきいきとしてきました。

施設内通貨

施設内通貨(施設内でおかしと交換ができます)

サイコロ

サイコロ

パチンコ

パチンコ